火伏観音堂

更新日:2021年04月01日

折口火伏観音 西郷村指定重要文化財(西郷村指定第10号)

火伏観音堂の画像

折口新田村を開いた榊原武助の妻が新田鎮護のため造立したと伝えられている。本尊聖観音は長が五寸銅仏立像で作者不明である。常には龍蔵寺に預かり置いて縁日4月18日に出開帳して結縁される。

境内の東方巌に姓名法名が刻まれていて、土地の人は之を伝え石という。

昔観音堂が火災の折、観音の慈悲を感じていた池の「タニシ」(ツブともいう)が身を焼いて堂を守ったという故事により、ツブ観音といわれ火伏せの信仰を厚くした。

折口の三十三観音は大正初めに勧請された。はじめは地元の念仏衆が西国の三十三観音のお姿を描いた木札を建てたが、大正3(1914)年頃信者によって石造にすることと観音堂及び霊場の整備が計画され、毎年収穫がすむと信者たちが浄財の寄進を仰ぎ、男達は栃木県黒羽町雲巌寺まで出かけ霊場を視察し、青年達はその設計にもとづき労力を提供して大正6(1917)年9月開眼供養の祭典が行われた。

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