延喜式内永倉神社
延喜式内永倉神社 西郷村指定重要文化財(西郷村指定第9号)

永倉神社は文徳天皇の斉衡2年(855)年官社(国が選んだ神社)に列し、『延喜式 巻第十』(『神名帳』ともいわれ、延長5年(927)に成立、当時の官社の一覧表)に載る白川郡七社の一つです。
勧請の年は天保8年(1837)4月の火災によって古書焼失し定かではありません。
松平定信が編纂させた『白河風土記』には「永倉神社はその土地の神であるが誤り伝えて神明宮とされ、地名も永倉→長倉→長坂と誤り後世に伝えられた。」と書かれています。
明治2年(1869)山火事の類焼にあい、社殿及び宝物什器等焼失し、往時の風格は失われましたが、その由緒や社殿周囲の景観から当時の歴史を偲ぶことができます。
更新日:2025年03月10日