虫笠大日碑ほか2基(牛窪板碑群)
虫笠大日碑ほか2基(牛窪板碑群) 西郷村指定重要文化財(西郷村指定第13号)

虫笠大日碑(左)と八幡下供養塔(右)
板碑は通常、板状の石に仏を表す梵字が刻まれ、追善供養や生前供養(逆修)に用いられた石造物です。今から800~600年前に多く作られ、現代の塔婆に繋がるものです。
虫笠大日碑は高さが190cmあり、大日如来を表す梵字が刻まれ、銘文によると文安2年(1445)に建てられたものであることが分かります。また、人名も刻まれています。
虫笠大日碑の右側にある八幡下供養塔は、高さ167cmあり、虚空蔵菩薩を表す梵字が刻まれています。
八幡宮供養塔
八幡神社境内にある八幡宮供養塔は、高さ101cmと他の2基に比べ小型のものですが、正観音を表す梵字と永享3年(1431)の年号が刻まれており、村内で最も古い石造物です。
更新日:2022年04月12日