「生物多様性」ってなに? ― 生きものたちと共に暮らすために ―
生物多様性とは、地球には、私たち人間だけでなく、動物、昆虫、魚、植物、微生物など、さまざまな生きものが暮らしています。
これらの生きものは、お互いに支え合い、つながり合いながら生きており、このつながりの豊かさを 「生物多様性」 といいます。
「生物多様性」と私たちの暮らし
生物多様性は、私たちの生活を支える多くの恵みを生み出しています。
きれいな空気や水、食べ物、衣服など、日々の暮らしに欠かせないものの多くは、生きものたちのつながりによって成り立っています。
また、森林は土砂崩れの防止や水の浄化など、私たちの暮らしを守る働きも担っています。
このように、私たちは生物多様性の恵みを受けながら生活しており、その豊かさを守ることは、私たち自身の暮らしを守ることにもつながります。
「生物多様性」の危機について
私たちの暮らしを支えている生物多様性ですが、近年、その豊かさが急速に失われつつあります。
地球上には多くの生きものが暮らしていますが、自然環境の変化によって、これまでも絶滅が繰り返されてきました。
しかし、近年の生きものの絶滅のスピードは過去を大きく上回っており、このままのペースで生きものの減少が進むと、私たち人間の生活にも深刻な影響が及ぶおそれがあります。
生きものの絶滅が加速している主な原因としては、
• 森林の伐採
• 生きものの乱獲
• 外来生物の持ち込み
• 地球温暖化
など、人間の活動が大きく関わっていると考えられています。
「生物多様性」を守るために私たちができること
生物多様性を守るためには、日常の中でできる小さな行動が大切です。
例えば、
ごみを減らしましょう(地球温暖化の進行をゆるやかに)
ごみを燃やすと温室効果ガス(二酸化炭素)が発生し、地球温暖化の原因となります。
多くの自治体などの調査では、家庭から出る燃えるごみの約3〜4割を生ごみが占めるとされています。
生ごみは水分が多く、焼却に多くのエネルギーが必要になるため、水切りや堆肥化で減量することが効果的です。
食品ロスを減らしましょう(森林伐採の抑制・消費エネルギーの削減・環境負荷の低減)
環境省の推計によると、令和4年度の食品ロス量は約472万トンとされています。
食品を生産するためには、森林伐採や多くのエネルギー消費が伴い、食品ロスはごみの増加にもつながります。
必要な分だけ購入し、「もったいない」を意識して食べきることが大切です。
-食品ロスの現状については、環境省の特集ページでも詳しく紹介しています-
「もったいない」だけじゃない、食品ロスと環境問題(ecojin:環境省)
外来生物に気をつけましょう (外来生物の影響を防ぎ、在来種・固有種を守る)
外来生物が増えると、もともとその地域で暮らしていた在来生物が生きられなくなることがあります。
西郷村でも、アライグマ、ハクビシン、ウチダザリガニ、オオキンケイギク、アレチウリ、オオハンゴンソウ などの外来生物が確認されています。
これらの外来生物は、生態系に影響を与えたり、在来種の生息環境を脅かしたりすることがあります。
動物だけでなく植物についても、意図せず広げてしまうことがあるため、持ち込みや放置、拡散につながる行為を避けることが大切です。
-外来生物の特徴や対策については、福島県がまとめたハンドブックでも詳しく紹介しています-
生物多様性を守ることは、未来の世代に豊かな自然と、安心して暮らせる環境を引き継ぐことにつながります。
私たちの身のまわりでは、小さな生きものたちの営みが重なり合い、そのつながりが日々の暮らしを支えています。
こうした自然の恵みに目を向けながら、できることから少しずつ取り組んでいくことが大切です。
-生きものたちの営みと私たちの暮らしのつながりについては、環境省の特集ページでも紹介しています-












更新日:2026年04月09日