河川水質調査結果
令和6年度に実施した村内河川の水質調査については下記のとおりとなりました。
調査結果
西郷村の河川の水質はおおむね良好の環境ですが、一部環境基準を超過したものがありました(下表の赤字の部分)
検査項目 (生活環境項目) |
環境基準値 | 阿武隈川(高速道路下長坂) | 堀川(鈴関橋下) | 谷津田川(下新田墓地前) | 真名子川(処理場下流) | 千歳川(森ノ越橋下) | 鳥首川(鳥首橋下) | 黒川(境橋下) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
pH(水素イオン濃度) | 6.5以上8.5以下 |
6.9 |
7.2 | 7.6 | 7.0 | 7.1 | 7.3 | 7.6 |
DO〔mg/ℓ〕(溶存酸素量) | 5mg/ℓ以上 | 11.2 | 11.7 | 8.6 | 11.0 | 10.8 | 11.3 | 11.3 |
BOD〔mg/ℓ〕(生物化学的酸素要求量) | 2mg/ℓ以下 | 1.0 | 1.6 | 2.2 | 0.9 | 1.0 | 1.1 | 1.3 |
COD〔mg/ℓ〕(化学的酸素要求量) | - | 1.0 | 3.1 | 2.9 | 1.6 | 1.5 | 1.7 | 1.2 |
SS〔mg/ℓ〕(浮遊物質) | 25mg/ℓ以下 | 2.5 | 5.0 | 1.8 | 1.4 | 1.0未満 | 3.4 | 1.9 |
大腸菌数(CFU/100ml) | 300CFU/100ml以下 | 30.0 | 74.0 | 4.0 | 0 | 4.0 | 26.0 | 10.0 |
- pH:水中の中性・アルカリ性・酸性を表す指標
- DO:水中に溶けている酸素の量
- BOD:有機物の酸素消費量で汚濁状況を判断する指数
- COD:被酸化性物質の化学的酸化で消費される酸素量
- SS:水中に浮遊している粒径2ミリ以下の物質
- 大腸菌数:し尿による水質汚染の程度などを表す指標
谷津田川
BOD(生物化学的酸素要求量)は令和4年度及び令和5年度調査に引き続き、連続して今回も超過する結果となりました。河川の流量に占める人為的な排水量が多い谷津田川では、他の6河川と比較すると水質がよくない傾向にあります。
調査地点

西郷村の河川における有機フッ素化合物(PFAS)について
西郷村環境保全課では、PFOS及びPFOAについて、令和6年度において検査を行いました。検査の結果、国の暫定目標値を超過したものはありませんでした。
検査項目 |
暫定目標値 |
採水日 |
阿武隈川 |
谷津田川 |
真名子川 |
|
PFAS |
PFOS |
50ng/l |
令和6年12月3日 |
nd |
nd |
nd |
PFOA |
令和6年12月3日 |
nd |
nd |
nd |
nd:PFOS・PFOAの値が2ng/l(0.000002mg/l)未満

更新日:2025年05月21日