堆肥や家畜のふん尿の管理について

更新日:2022年11月28日

堆肥や家畜のふん尿は適切に管理、使用について

堆肥や家畜ふん尿は適切に管理しないと臭いや害虫などで周囲に迷惑をかけるばかりでなく、河川の水を汚したり、家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律(家畜排せつ物法)に違 反した場合は罰則を受けることがあります。また、第三者に損害を与えた場合、賠償責任を負うことがあります。家畜排せつ物法は畜産農家が対象の法律ですが、適用対象外の場合や耕種・園芸農 家、一般家庭であってもこの基準を参考に、堆肥や家畜のふん尿の適切な管理、使用をお願いいたします。

1 堆肥や家畜排せつ物を保管する場合

堆肥や固形状の家畜排せつ物を保管する場合は、堆肥等の成分を含んだ水分が土中に浸み込まないように床をコンクリート張りとし、雨等が当たって堆肥等が施設外に流出しないように屋根や側壁を設けた堆肥舎やふ ん乾燥施設を設置する必要があります。 ただし、畑等に置く場合は、下に防水シートを敷き、上も防水シートで覆うなどの簡易な方法でも可能です。

2 保管場所の管理や点検

堆肥舎やふん乾燥施設を持っていても、雨漏りするなど施設が壊れていると、中の堆肥等が流出したりする場合があります。定期的に点検し、破損しているところが見つかった場合は、早急に修理してください。 また、防水シートで管理する場合は、シートに穴がないか、風でめくれたり飛んでしまっていないか確認するとともに、石やブロックなどでシートが動かないように固定してください。この場合、堆肥等を置く場所 は、住居等からできるだけ離れた場所とするなど近隣の皆さんに配慮してください。

3 堆肥や発生するふん尿の保管と量の把握

畜産農家の皆さんへ

ア 発生するふん尿の量を把握するとともに、自分の所有しているふん尿の施設に見合っているかどうか確認してください。

イ ふん尿の発生量が過多となっている場合は、処理施設の増設や飼養頭数の見直しをしてください。なお、施設を設置する際は、できるだけ周囲に迷惑が掛からないような場所や施設の形状、機能等を検討してくださ い。

ウ 常に堆肥を販売・譲渡できる相手を探し、堆肥の在庫が過多にならないよう心がけてください。

エ 施肥する際にできるだけ臭いが発生しないように、堆肥は完熟させて販売・譲渡してください。 

耕種・園芸農家の皆さんへ

ア 必要以上の堆肥を購入・譲受しないようにするとともに、少量でも保管する際は畜産農家の基準に準じて周囲に迷惑が掛からないようにしてください。

一般家庭の皆さんへ

ア 一般家庭で使用するために豚ふん、牛ふん及び鶏ふん等の堆肥を購入した場合も、周囲に臭い等が拡散しないように気を付けてください。

イ 袋で購入した際も、水に濡れないように保管してください。

ウ 使い切らなかった場合は、袋の口をよく縛り、臭いが拡散したりハエなどの害虫が発生しないように注意してください。また、袋が劣化して裂け目や穴がないか、時々点検してください。

堆肥をまく場合は

耕種・園芸農家、畜産農家の皆さんへ

ア 施肥する際は風の強い日を避け、散布したらできるだけその日のうちに耕うんして、臭いを抑えるよう心がけてください。

イ 施肥する際は河川や農業用水等に堆肥が流入しないように注意してください。

ウ 周辺に民家がある場所に施肥する際は、食事の時間帯を避け、家屋や塀、洗濯物などを汚さないよう配慮をお願いします。

一般家庭の皆さんへ

ア 施肥する際は堆肥が敷地外に出ないよう、また河川や側溝などに流入しないように注意してください。

イ 肥料をまいた後は土とよく混ぜるなどして、臭いが出ないように心がけてください。

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