下水道の仕組み

更新日:2021年04月01日

下水道は大別して排水設備、下水道管、ポンプ場、下水処理場などから構成されています。汚水はイラストのように下水道管によって集められ、下水処理場できれいにされます。

下水道管について

汚水は、排水設備を通して下水道管に流れ込みます。下水道管は道路の下などに埋められていて、下水を下水処理場まで運ぶ役目をしています。

ポンプ場について

下水道管は勾配(傾き)をつけて埋められており、水が自然に流れるしくみになっていますが、下水道管が地表面よりあまり深くなりすぎると、下水道管を埋める費用が高くなるばかりでなく、清掃や修理がしにくくなります。そこで、下水道管があまり深くならないように、ところどころにポンプ場を設けて、下水をくみ上げ、再び下水道管の勾配にそって流れるしくみになっています。

処理場について

下水道管を流れてきた下水を、きれいにして川や海に放流する施設が下水処理場です。現在、最も多くの下水処理場で採用されている処理の方法は、活性汚泥法です。この方法は、反応タンク内に空気を吹き込みながら、微生物を含んだ泥(活性汚泥)を下水に混ぜ、微生物に下水中の有機物を食べ(分解)させた後、活性汚泥を沈殿させて汚れを取り除くものです。

汚水処理について

1.生活排水

家庭のトイレや台所などから出るし尿や生活雑排水は、各家庭に設置された排水設備を通って下水道管に流れ込みます。

2.マンホール

下水道管には、清掃や修理など維持管理のために、作業員などが出入りできるマンホールが一定間隔で数多く設けられています。

3.除害施設

工場排水を、下水道に流してもよい許容基準まで処理する工場内の施設です。

4.沈砂池

下水に含まれているゴミや砂などを取り除きます。

5.最初沈殿池

次の反応タンクで処理しやすくするため、最初沈殿池では比較的大きくて、沈みやすい浮遊物を除去します。

6.汚泥処理施設

最初沈殿池や最終沈殿池から引き抜かれた汚泥は、脱水・焼却などの処理を行います。

7.反応タンク

空気を送り込んで下水と活性汚泥とを混合し、微生物の作用で下水中の有機物を分解して沈殿しやすいフロック(海綿状)にします。

8.最終沈殿池

海綿状になった活性汚泥を沈殿させ、きれいな上澄み水は消毒設備に送り消毒します。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:上下水道課

(上下水道お客様センター)
・上下水道の開栓、閉栓の手続き
・上下水道料金等に関すること
・宅内の給排水工事に関すること
・埋設管等の確認に関すること
・その他各種届出等

電話番号:0248-25-2962

ファックス番号:0248-25-2779


(業務係・上水道施設係・下水道施設係)
・上記「上下水道お客様センター」の業務
以外に関すること

電話番号:0248-25-2912

ファックス番号:0248-25-2688


お問い合わせはこちら:相談窓口