2024.5.7
NeeeMO
伊藤さんご夫妻
伊藤貴一さん・琴美さん
西郷村歴5年
貴一さん・琴美さんともに埼玉県出身。東日本大震災当時、警察隊として働いていた貴一さんは福島県に派遣され、福島の素晴らしさに触れたことをきっかけに新たな生活を始めることを決意。栃木県黒磯のパン屋で3年修行し、現在は自宅での開業を目指して準備中。琴美さんは現在も東京の会社に勤務。結婚を機に平日は東京、週末は西郷に帰る週末婚を考えていたが、2020年の新型コロナウィルス流行によってテレワークが可能になったため、西郷での生活を本格的にスタートさせた。
移住って、思っていた以上に楽しい
首都圏までのアクセスも良く、豊かな自然と様々なアクティビティを楽しめる西郷村を移住の選択肢にすることもありだと思います。移住って思っていた以上に楽しいので、迷っているなら絶対やったほうがいい!
貴一さん
もともと小さな工作などを楽しむ程度でしたが、もっと違うものを作りたいなという思いが出てきたんです。古民家をリノベーションしたいと思いはじめ、中古の物件を探し始めました。親のこともだんだん心配になってくる世代なので、新幹線でなるべく早く実家に帰れる中通りエリアで探しましたが、福島市や郡山市は、やはり家も土地も高くて。色々と見て、最終的に土地の価格が手頃で、新幹線のアクセスもある西郷村を選びました。間取りはほとんど変更せず、壁の漆喰塗りや照明などを自分たちで手を加えていき、キッチンは業者さんに頼みました。元々の家のポテンシャルが高かったので、それを最大限に活かすように、外観はほとんど手を加えず、和風の庭だけを変更しました。
貴一さん
友人にはトレイルランニングやクロスカントリーなんかをやっている人もいますが、僕は「チェアリング」という椅子に座るだけのアクティビティを楽しんでいます。キャンプだと荷物も多く、準備が必要。その点「チェアリング」は椅子だけ持って外に行くだけで見晴らしのいいところで軽食を食べたり、コーヒーを飲んだり気軽に楽しめます。堀川ダムがホームグラウンドで、近くの大自然を堪能していますよ。西郷のチェアリングの第一人者は僕ですね(笑)。
琴美さん
ダムへは飼っている鶏の散歩にもいきます。また、今年の夏には自宅で巨大流しそうめんをしました。庭の前に反割にした竹を5、6メートルくらい組み、夏の間常設しておいて、友達を呼んで楽しみました。あとは湧水でかき氷を作ったり(笑)。大清水の交差点の少し奥に湧水があるんです。桃でかき氷のシロップを作ったり。去年から杵と臼を手に入れて、冬には餅つきもしています。友達が遊びに来てくれたらいいなと思い、楽しめるものを考えています。
貴一さん
鶏を飼い始めたのは養鶏場の産卵効率が落ちた鶏を友達が引き取り、1羽くれたのがきっかけです。そこから、かわいいし卵産んでくれるしということで飼い始めました。その卵で朝食を作ったりしています。今いるのは3代目ですね。最初はちょっと怖かったですが、慣れてくるとかわいい。たぶん人が好きみたいで、付いてきたりしますよ。
琴美さん
西郷村には新幹線通勤費補助金という制度があります。移住してきた当初に、足が出たら新幹線通勤補助金が出せますよと話をいただきました。その当時はコロナでほとんど出社をしていなかったので、活用することはなかったんです。出社頻度が増えてきたら対象にはなっていたので、申請だけはしている感じですね。
貴一さん
移住って、思っていた以上に楽しいです。迷っているんだったら絶対やったほうがいいと思います。移住するのにもすごい山奥に行くのではなく、西郷村のようにいつでも首都圏に行ける場所への選択もありだと思います。
移住ガイド情報